楊梅の滝(滋賀県)

 Webサイトもおおよそ形になって来たので、以降、今年(2024年)訪問した滝や渓谷を順次アップして行きたいと思います。最初は今年の5月下旬に訪問した滋賀県にある楊梅の滝です。JR北小松駅から約1.5kmで徒歩圏内の滝ですが、結構上り坂がきついので、車の方が便利かもしれません。駐車場は楊梅の滝の入口左手に数台の駐車スペースがあります。

楊梅の滝マップ

 遊歩道に沿ってしばらく歩くと滝方面に向かう分岐があり、そこを左手に曲がると右手に雌滝、左手に滝見台を経由して雄滝に向かう分岐点があります。

雌滝、雄滝分岐点

 まずはこの分岐点を右手に曲がり、ほどなく雌滝に着きました。雌滝はアクセスも容易で、形も非常に美しい滝です。通常時の雌滝は二筋に分かれて流れる分岐瀑でいわゆる夫婦滝のような感じですが、この日は水量が極めて多く一筋で流れるダイナミックな滝になっていました。もう少し水量が少なく、二筋に流れる滝姿の方が風情があって雌滝には合っているように思いますが、水量だけは来てみないとわかりません。滝からの水飛沫も激しく、近接しての撮影が困難でした。

雌滝

 この後、雄滝に向かうのですが、雄滝へは雌滝から直接雄滝へ向かうショートカット・コースと(楊梅の滝マップの点線のコース)、先ほどの分岐点を左手に曲がり、大回りで滝見台を経由して雄滝へ向かうコースの2つがあります。前者のコースは距離は短いですが急坂で健脚向きとのことでしたので、安全のため分岐点まで戻り後者のコースで雄滝へ向かいました。このコースはかなりの大回りですが、途中滝見台で休憩したり、琵琶湖の遠望を楽しむことが出来ます。

滝見台
琵琶湖遠望

 結構な距離を歩いてなんとか雄滝に着いたのですが、残念ながら雄滝を見ることは出来ませんでした。対岸に向けて水の中に入らなければ雄滝を見ることが出来ない地形となっており、この日は水量が極めて多く危険だったため断念しました。雄滝を見るには、ある程度水量が少ない方が良いような気がします。一方、雄滝の下流にある薬研の滝は、滝口側から見ることが出来ました。雄滝は、帰りに滝見台から見ましたが、滝見台と言っても今や木々が生い茂り、その合間から一部が見える感じでした。楊梅の滝は、滝以外にも滝下流の渓谷、渓流美が素晴らしく、撮影ポイントには事欠きません。

薬研の滝
雄滝(滝見台より)
楊梅の滝下流の渓流